「最期までその人らしく」を支えるプロジェクト2

いま、私が関わっているプロジェクトについてです。看護師Kさんがリーダーで、東京都を中心にすすめています。

その人が大切にしていること、大切にしている人、大切にしている時間について、大事な人つまりご家族と共有することを推進するプロジェクトをすすめています。その人に何かあったとき、ご家族がその人らしさを尊重しながら代理意思決定をすることにも役立ちますし、何より、その人が生きている時間を、より充実させることに役立ちます。厚生労働省がすすめているACP(アドバンスケアプランニング)人生会議の考え方が基盤になっています。人生の最終段階を迎えた本人や家族と医療・ケアチームが、最善の医療・ケアを作り上げるための合意形成のプロセスとして、心理職として私も関わっていきたいと考えています。

人は誰しも、いつかは死を迎えます。そのときがいつ来るのかは、誰にも分かりません。そのとき、後悔しないためにも、大切な人と語り合う時間がとても大切なのです。

その人が、その人らしい人生の最期を迎えるために、その人を囲むチームで繰り返し話し合い、適切な情報を医療ケアチームから得ながらも、本人と家族が納得のいくプロセスを経ることこそ、大切だと思うのです。

団塊の世代の方々が75歳になる2025年を前に、できる限り、その人の尊厳を保持しつつ、地域で、心身とも自立した生活が可能となるよう、支えられる一員になりたいのです。